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用語集


印刷・編集関係の用語集
 

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編集基礎知識

・はじめての編集委員
・学術雑誌が出来るまで
・電子ジャーナル(J-STAGE)の発行のしくみ
・オフセット印刷、オンデマンド印刷、カメラレディ印刷の違い

・製本方法
・用紙
・オフセット印刷
・よく出る単語

 

 

 

 

 

 

製本方法

製本方法には、「上製本」と「並製本」があります。

上製本(じょうせいぼん)
上製本とは、糸かがり綴じ製本のことで、16頁ごとに糸でかがり綴じします。手帳やハードカバーの豪華本などが糸かがり綴じです。大変コストがかかりますが、頑丈で見開き頁が180°広げることが出来ます。また各頁の強度も強く絶対に頁が抜けることがありません。

並製本(なみせいほん)
並製本には、4つの「綴じ」かたがあります。「無線綴じ」、「あじろ綴じ」、「平綴じ」、「中綴じ」の4つです。

無線綴じ(むせんとじ)
針金や糸などの綴じ材料を使わないで、糊で中身と表紙をいっしょに固定します。学会誌や雑誌などに多く使用されます。
背を3mmほど削り取り(ミーリング)、さらにガリ入れでキズをつけた後に、糊をつけ、表紙も接着します。

平綴じ(ひらとじ)
教科書など強度が求められる本には、平綴じが使用されます。
丁合(本の中身をページ順に揃える作業)の終わった折丁(折りたたまれた本の中身)の 背(本の綴じる側)から約5mmを綴じ代として、2~3カ所を針金で綴じます。
大変頑丈ですが、見開きで頁が全開に開かないのが欠点です。

あじろ綴じ(あじろとじ)
無線綴じ製本の一種。折り工程の際に,折り丁の背の部分にピッチの粗いミシン目のような切込みを入れておき,丁合い後,のりを塗布し浸透させ接着する方法。無線綴じに比べ,接着強度が強く開きやすい。のりを塗布する背の部分が「あじろ編み」のようなので、あじろ綴じと言われます。無線綴じの中では、開きやすくなおかつ丈夫なことから雑誌に学会誌に多く採用されている製本方法です。

中綴じ
雑誌などページの少ない本の綴じ方で、表紙と中身を同時に丁合し、背の部分を針金で綴じます。
厚い本では、本の内側と外側で本文寸法が変わります。

 

用紙

用紙には、国際規格のA判と日本規格のB判があります。

学術雑誌や学会誌はA判の国際規格が大半となっております。本棚に収納するとき本のサイズは同じがありがたい。

●A判
A判は、19世紀末ドイツの物理学者オズワルドによって提案されたドイツの規格で、
面積が1平方メートルの「ルート長方形」をA0としました。現在では国際規格サイズです。

「ルート長方形」とは、縦横比率が「白銀比」と呼ばれる「縦:横=1:√2」となっており、どこまで半分にしても同じ形、相似形の長方形です。
古来より美しい比の形として好まれてきました。

A0の原紙から半分に折ることでA判のどのサイズも取るにもスが出ません。
A4はA0を4回半分にした物=1/16平米のルート長方形です。全紙A0からA4は16頁取れることになります。
(雑誌の標準規格A4判の寸法の暗記用語呂合わせ:「日当付くならえーよ」 210cm×297cm=A4)

●B判
B判は、日本の美濃紙をもとにした「ルート長方形」をB0とした国内規格サイズです。

「ルート長方形」とは、縦横比率が「白銀比」と呼ばれる「縦:横=1:√2」となっており、どこまで半分にしても同じ形、相似形の長方形です。
古来より美しい比の形として好まれてきました。

オフセット印刷

作業の流れ

オフセット印刷商品は、DTP制作(デザイン・版下制作)、製版作業、印刷作業、製本作業を経て、お客様へ納品されます。

印刷の原理
オフセット印刷の原理と、印刷機の仕組みを解説いたします。

「オフセット」の意味
刷版についたインキを、ブランケットと呼ばれるゴム製の転写ローラーにいったん移し(Off)、そのブランケットを介して印刷用紙に転写(Set)されるといった、版と用紙が直接触れない印刷方式から、「オフセット」という名がつきました。

オフセット印刷の構造

オフセット印刷は平版印刷であるため、版に凹凸はありません。

版(アルミ板)の上で、水(湿し水)と油(インキ)との反撥し合う性質を利用し、インクがのる部分とのらない部分とを分けています。

印刷機の仕組みとしては、版胴と呼ばれる部分に版が巻き付けてあり、そこへインキと湿し水が供給されていきます。版とブランケットが接触し、ブランケットに転写されたインキが、用紙へと印刷されていきます。版が直接紙に触れないことから胴の磨耗が少なく、非常に鮮明な印刷が可能です。さらに、大量部数の印刷も、短時間でスピーディに仕上がります。

オフセット印刷の色表現
一般的にフルカラーの印刷物は、4色のインキ(シアン C/マゼンタ M/イエロー Y/ブラック K)のそれぞれの版が、重なり合って印刷され、フルカラーが再現されています。

 

よく出る単語

抜刷り(ぬきずり )
一度出版した書籍・雑誌などから必要な箇所を抜き出して,別の冊子としてあらためて印刷すること。

校正紙・ゲラ・コピー紙
ゲラとは、活版印刷で校正用のかり刷りをゲラと言った。校正紙と意味は同じ。最近ではコピー機で出力することからコピー紙と言うこともある。

校了(こうりょう)
校正作業が完了したこと。校正を行うと,校正(紙)に校了の場合は余白に「校了」と朱記する。余白に「責了(責任校了)」と朱記して印刷会社にもどし,印刷会社の責任で訂正個所を修正し,校正作業を終えることが多い。

責了・責任校了せきにんこうりょう)
直し箇所が少ない場合など,印刷会社が責任をもって修正し校了とすることを前提として,発注者側が(責了)責任校了とすること。

刷りだし(刷り取り)
得意先に提出する校了紙に近い本機刷りの印刷物。

赤字(あかじ)
印刷の校正刷りなどに書き込んだ訂正指示。訂正指示は, 赤ペンをつかって書き込まれるため赤字という。文字校正では,誤字,脱字などへの 訂正指示が印刷校正記号をもちいておこなわれる。原稿データを打ち直して添付して送られる事がありますが、校正は赤字で訂正して下さい。(注)赤字校正の代わりに訂正データを添付される事があります。印刷所では組捨てと再組版の2倍のコストがかかりますので校正は赤字でお願いします。

ドットゲイン(どっとげいん)
印刷時に印刷機の圧力によってアミ点がつぶれて大きく印刷される現象。網点が太る。印刷版の網点面積率が印刷物の網点面積率と一致せず,印刷物の網点面積率の方が大きく刷られた状態をいう。印圧が高く,インキが軟らかいとドットゲインは大きくなり,良い印刷再現を得るためには,ドットゲインをできるだけ小さくすることと,印刷版を,あらかじめドットゲイン量を見積もって網点を小さく再現させておくことが大切である。例:網掛け80%のつもりがドットゲインで網がつぶれてベタになることがよく起こる現象。

内校(うちこう)
内校正の略語。著者や発注者に届ける前に,印刷会社内で行う校正。原稿や投稿規定を参考にレイアウト、図表の色調,文字化け,脱字,文献表記などの確認を行う。

 

 

 

 

 


用語集

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あ行

RGB
R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)で表現された光の三原色から構成されます。
一般的にモニターやデジタルカメラで再現される色空間で、 印刷物のCMYK色空間(色の三原色)とは色再現範囲が異なるため、そのままでは印刷に使用できません。

アウトライン化
文字情報を図形化すること。 フォントがない環境でも文字化けを起こさずに表示できるように文字を図形(線)化します。
イラストレータの画面の「アウトライン」とは異なります。

アタリケイ
レイアウト上で、網、地紋等の入る位置、範囲を示すガイドとなる罫線のことを言い、実際の印刷には際には反映されません。

網点(あみてん)
印刷物で色の濃淡を表現するために使われる微小点の集合。濃淡は、ある一定範囲に占める網点面積の比率(%)で表示されます。

色校(いろこう)
製版が正しく行われているか確認するために実際の紙とインキで刷った試し刷りのことを言います。本機・本紙校正ともいいます。
指定の色に仕上がっているかどうかを確認します。

色見本帳(いろみほんちょう)
インキメーカーが作成している、特色カラーインキの色見本帳のこと。
特色をベタ刷り(100%の濃さ)で刷って綴じた色見本帳として、画材店などで販売されており、ミシン目で切り取ると小さなチップ(カラーチップ)になます。
カラーチップにはそれぞれ色番号が印刷されています。それぞれの色は、どのようなインキの配合割合で作られたのかがわかるようになっており、印刷会はその配合表に基づいて特色を作ります。
主な見本帳には大日本インキ化学工業のDIC、PANTONE社のPANTONE、東洋インキ製造のTOYOなどがあります。

インクジェットプリンタ
家庭用低価格のカラープリンタとして主流となっているプリンタ。
インキの出し方には数種類の方法がありますが、 代表的なキヤノンのバブルジェットでは、インキノズルに熱を加え、瞬間的に蒸発してできた気泡の圧力でカラーインキを吹き付けています。
家庭用のものの多くは、RGBにより近い色を出すために6色、7色のインキを使用したり、自動的に明るさや彩度、コントラストを補正するものが多く、 CMYKデータどおりに色を出力しないものが多くあるので注意が必要です。

裏うつり
(1) 印刷インキが乾く前に次の紙が上に乗ってしまい、次の紙の裏にインキが写ってしまうこと。
(2) 印刷物の裏の文字や写真がうっすらと透けてしまう「裏抜け」の別名。

か行

解像度(かいぞうど)
画像のきめ細かさや画質の滑らかさを表す尺度。
単位幅をいくつの点の集合として表現するかを表わし、この値が高いほど、より自然に近い画質が得られます。
解像度が低いと、画像や文字に「ジャギ」と呼ばれるギザギザが現れます。ディスプレイの場合は画面に表示するドット数で表します。
プリンタやスキャナの場合は、1インチあたりのドット数で表され、単位としてdpi(dots per inch)が用いられます。
通常パソコン画面では72dpi、印刷では350dpiの解像度が必要になります。

紙の種類(かみのしゅるい)
用紙の種類は、非塗工紙と、これの表面に顔料を塗ってなめらかにした塗工紙(塗被紙(とひし))とに分けられます。
非塗工紙は、木材パルプの原木から不純物を除き、化学処理をしたケミカルパルプと、原木のままのグランドパルプを混ぜた割合で、 上質紙、中質紙、ざら紙にグループ分けされます。
塗工紙は美術書、雑誌の表紙、カラーページ、カタログ、カレンダー、広告物などに使われます。
塗料の厚いほうからアート紙、コート紙、軽量コート紙などがあります。一般に塗工紙のほうが高価で、インキが紙に染み込みにくいので発色がよいです
文字の多い本には目が疲れにくい非塗工紙がよく使われます。
ほかにアート紙やコート紙に型押し模様を付けたエンボス紙、鏡のような光沢があるキャスト紙などがあります。

完全版下(かんぜんはんした)
コピー機にかけるときの原稿のように、そのまま印刷ができる状態の原稿のことです。
版を作成するために、スキャナーで読み取って印刷に使用します。

グラデーション
連続した階調のこと。濃い色から薄い色へと階調を連続的に変化させて、ぼかした効果を出す製版処理ならびに、その製版指定を指します。
切り抜き処理した写真の背景やエディトリアル・デザインの手法として紙面をやわらげる際などに用いると効果があります。

毛抜き合わせ(けぬきあわせ)
写真類や色面などを隣り合わせに配置するとき、境目がないようにぴったりくっつけてレイアウトすること。
製版の際に、髪の毛ほどの隙間もないほど正確に合わせることからきた名前。
色の上にさらに別の色の文字を乗せる場合に色を重ねず、 下の色を文字の形にくり抜いてから乗せる抜き合わせを毛抜き合わせとよぶこともあります。

下版(げはん)
活版の時代には、活字をすべて組み終えて、校正とそれにともなう差し換えも終了し、次の作業にまわすことを版を下ろす、すなわち下版とよびました。<> オフセット印刷では、製版を終了し、フィルムを刷版の作成にまわすことをいいます。
いっぽうで、版下を製版担当者に渡すことやDTPのデータを出力センターや印刷会社に渡すことなど、 組版の担当者が次の作業の担当者の手へと組んだものを渡すことはすべて「下版」とよぶ傾向があります。

さ行

仕上がり線
ページの仕上がりの位置を示す線。裁ち切りにする図版などはこの線の3ミリ外にはみ出させます。
仕上がり線の位置は角トンボに引き継がれます。裁ち切り線ともいいます。

CMYK
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色を指します。印刷では通常この4色のインクを使ってフルカラーを表現します。→プロセスカラー

上質紙(じょうしつし)
印刷用紙のうち、上に塗装をしない非塗工紙のなかで、最も質のいい用紙のグループ。表面が平らで白色度が高いです。
書籍の本文によく使われますが、写真集や美術的な印刷物、表紙やカバーにも使われます。
木材パルプの原木から不純物を除き化学処理した、ケミカルパルプだけで作られています。

白抜き文字(しろぬきもじ)
白抜きにした文字。画面上で文字色を白にすることでできます。文字を白抜きにするときには、バックグラウンドの色とのコントラストに注意します。

刷り出し(すりだし)
品質を点検するために、印刷開始後にサンプルとして抜き出す印刷物。
色校正の校了紙とつき合わせて、赤字は修正されているか、インキの量が適切で校了紙と同じ色が出ているか、 ページの面付けや見当合わせは正しいか、汚れやかすれがないかなどを点検します。
刷り出しの点検は印刷所内で行われるものですが、編集者が印刷所に出向いて「刷り出しの立ち会い」をすることもあります。「一部抜き」ともいいます。

製版(せいはん)
印刷をするための版を作成する作業です。弊社ではCTPシステムにより、データから直接出力をしております。

装丁(そうてい)
本の内容にあわせて本全体の体裁を飾り整えること。装本、ブックデザインともいいます。
読みやすく内容と調和した体裁にするために、 表紙をはじめカバー・箱・見返し・扉などのデザインや用紙の選択、本文レイアウトや書体・級数までを含めて考えます。
カバー・表紙のデザインのみを指して狭義に用いられることもあります。装丁をするには本の構造や材料の知識も必要となります。

ソフトカバー→並製本

た行

裁ち落とし(たちおとし)
写真やイラスト、網、パターンなどの図版をページの余白部分まで配置して、紙面に広がりを出すことがあります。
その際にページの仕上がり線より3ミリ程度はみ出させて配置するテクニックです。

断ち切り(たちきり)
写真やイラスト、網、パターンなどの図版をページいっぱいに配置したいとき、断裁のズレによる余分な白地が出ないようにするために、 ページの仕上がり線より3ミリ程度はみ出させて配置すること。裁ち落としともいいます。
DTPソフト上では、ボックスやオブジェクトを仕上がり線からはみ出すように作って裁ち切りに備えます。 なお、はみ出させた部分を塗り足しといいます。

丁合い(ちょうあい)
製本工程で、折り丁をページの順に揃え、一冊分にまとめる作業。手作業で行う手丁合いと、丁合い機を使う機械丁合いとがあります。 丁合いの際に折丁を取り違えてしまうと、乱丁・落丁などのミスにつながります。
このようなミスを防ぐために、背丁や背標といった記号を付けます。

束見本(つかみほん)
本文用紙や口絵・見返し・扉など、実際の仕上がりと同じ材料・ページ数で製本した白紙の見本。
これによって本の外形や厚さが正確に判明するので、背幅や箱のサイズが決定します。

DTP
Desk Top Publishingの略。原稿の入力やイラストなどの制作、レイアウト、出力までの作業を一貫してパソコンで処理することができるシステムのことをいます。

塗工紙(とこうし)
表面に白色の顔料(クレー)などをコーティングした紙のことをいいます。ベースには上質紙や中質紙を使います。
代表的なものにアート紙やコート紙などがあります。 アート紙は写真印刷に適しているので、本のカバーやポスターなどによく使われます。 コート紙はアート紙より廉価でコーティングが少なく、光沢がややにぶくなります。

トリミング
写真などの不要な部分をカットし、構図を決めることを言います。角版または、切り抜きの2種類の使い方があります。

トンボ
仕上がりサイズに断裁するための目印となります。

な行

入稿(にゅうこう)
ご注文の際に、印刷に必要な原稿をはじめ、写真などの資料、データを郵送するなどしてお渡ししていただくことを言います。

は行

ハードカバー→上製本

版下(はんした)
製版するために製版カメラで撮影するのに適した状態に用意された原稿のこと。
白いアート紙やケント紙などの台紙に、写植やDTPで印画紙に出力した文字や図版を貼り付け、必要な罫線やトンボなどを書き込んだものです。

本機(本紙)校正
実際の紙・機械を使っての校正になります。(別途料金)

ま行

見返し(みかえし)
見返し(endpapers)は、平綴じの本で、本文を表紙に貼り付けるために使います。
二つ折りにした紙の一方(きき紙)の全面を表紙に貼り付け、もう一方(遊び)の、のど側を本文に貼り付けます。

見開き(みひらき)
本を開いたときの左右2ページのこと。ページ物のレイアウトは通常、1ページずつ設計するのではなく、見開き2ページを基本にして行います。

面付け(めんつけ)
製版フィルムを、最終的に印刷して折り丁にしたときノンブルが順に並ぶように、16ページ単位、 あるいは8ページ単位や4ページ単位で、印刷機にかける用紙のサイズに合わせて貼り合わせる作業。
集版作業の大部分を占めます。版下を同様に貼り合わせる作業を指すこともあります。 DTPでは、面付けソフトで自動的に面付け出力をすることもできます。

モアレ(もあれ)
薄い布が重なり合ったときなどに、連続模様が重なって生じる新たな模様をモアレパターン、略してモアレとよびます。
干渉縞ともいいます。すでに網点のある印刷物を写真原稿としたときや、版ずれ、スクリーン角度の間違いなどが原因で、印刷物にもモアレができることあります。

文字化け(もじばけ)
ソフトやハードウェアのトラブルや規格の違いなどで、文字がほかの文字や記号に置き換わって表示されたりプリントされたりする現象のこと。

や行

余白(よはく)
印刷物の版面の周囲にある余白の部分「マージン」を単に「余白」ともいいます。
書籍や雑誌の場合は、その位置によって、天、地、のど、小口などとよびわけます。

ら行

落丁(らくちょう)
折り丁がひとつまたはそれ以上脱落し、全部揃っていない状態で製本されていること。

ラフ(らふ)
ラフスケッチのこと。単に「ラフ」と呼ぶ場合が多いです。

ラフ原稿
印刷内容・レイアウト・色などを手書きで指示した原稿のこと。

乱丁(らんちょう)
折り丁が1折から最後の折まで正しい順番に並んでいない状態で製本されていること。

レイアウト
読みやすい文字組みや、わかりやすい図版の並べ方を考えながら、編集意図に基づいて紙面全体をデザインすること。割り付けともいいます。

連続階調(れんぞくかいちょう)
写真や、着色した絵のように、色から色への変化がなめらかに続いていること。黒か白かの2階調に対し、濃淡の段階が無限に存在していることをいます。 連続階調の原稿を印刷するときは、網点に変えます。

ロゴ
ロゴタイプ(logotype)の略。特定の商品名、社名、作品タイトル専用にデザインされた文字。
まったくオリジナルな文字を作成する場合と、既製の文字を利用してアレンジする場合とがあります。

 

 

 

 


校正記号一覧

 

校正記号一覧表01
校正記号一覧表02校正記号一覧表03
校正記号一覧表04
校正記号一覧表05

 

 

 


はじめての編集委員

学会には、編集委員会があり、編集委員長と編集委員若干で構成されています。主な仕事は学会誌の刊行です。また紙面のリニューアルや電子ジャーナルの対応、現状に合わせた投稿規定や執筆要項の見直しなど編集委員会規程などに示されています。 常に最新の投稿規定や執筆要項を確認して下さい。投稿資格、二重投稿および再投稿の定義、締切、分量、文献の表示方法、謝辞の扱いなどを確認しましょう。 なるべく投稿者の利益になるよう考えますが、分量制限(文字数、図表点数)は印刷コストや郵送コストに係わりますので公平性の観点から重要な項目です。


学術雑誌が出来るまで

学術雑誌に掲載される原稿には、大きく分けると、投稿原稿と依頼原稿があります。依頼原稿は、最新の動向を学会内に紹介する目的で編集委員会が直接原稿依頼するケースです。

投稿原稿の流れは学会により異なりますが概ね下記の通りです。

投稿原稿は、事務局で簡単な確認をして、査読候補者数名に査読の打診を行い数名による査読を行います。査読委員会制度などを設けてルールに化されている学会もあります。

学会員(投稿原稿)→事務局→査読者→(修正して再投稿)→査読者→掲載決定
               ↓             ↓
             掲載不可          掲載不可

掲載決定すると、投稿論文のプリントとテキストデータが印刷会社に渡り組版がスタートします。印刷会社からの校正紙が届いたときは著者自身による校正が重要です、印刷会社も細心の注意を払っていますがデーターの変換時の数式や特殊記号の文字化けミスや図、網掛けの不鮮明など著者自身の綿密な校正が重要です。

著者校正が済んだ原稿は最終的に編集委員会を経由して印刷、製本されそのまま発送されて学会員へ届きます。


電子ジャーナル(J-STAGE)の発行のしくみ

(J-STAGE)は、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が構築した日本の科学技術情報の電子ジャーナル出版を推進するプラットフォームです。J-STAGEは、日本で発表される科学技術情報の迅速な流通と、国際情報発信力の強化を目指しています。電子ジャーナル出版プラットフォームを提供することによって国内の学協会および研究機関を支援し、2,000誌以上のジャーナルや会議録などの学術的な出版物を低コストかつスピーディーに公開しています。

学会はJ-STAGEを利用することにより、論文投稿から、査読、公開までの出版プロセス全体をJ-STAGEで対応することができます。一方、J-STAGEの閲覧者はいつでもどこからでもアクセスできる自分専用の論文情報ライブラリを作成することが可能です。作成したライブラリは、様々な端末から利用することができます。

J-STAGEの活用は、登録支援から運用まで経験豊富な信頼できる印刷会社が低コストで支援を行っています。


オフセット印刷、オンデマンド印刷、カメラレディ印刷の違い

学会誌や大会予稿集などの印刷でよく耳にする言葉です。

■オフセット印刷
組版データーを「刷判」というアルミ板に出力して、このアルミ板にインキを乗せ紙に画像を転写します。印刷機は1時間に9千回転で回っていますので、1千部の印刷では7分以内で終わりますが準備作業(版の取り付け、インキ調整)に20分位かかります。従って1000部刷るのに27分、100部刷るのに21分ですから料金はほぼ同じ額です。

■オンデマンド印刷
原理はコピー機と同じですが、生産機として解像度が高く色の安定や紙のしわ対策、高温による紙のカール防止などの対策が取られて高速で出力される専用機です。トナー方式とインクジェット方式が主流です。可変印刷が可能で千人に1部づつ異なる印刷が可能です。1部から注文が可能です。300部以内の印刷物向きです。

■カメラレディ印刷
著者の画像をそのまま手を加えずに印刷する方法です。著者の画像はPDF画像としてそのまま利用するので組版の費用や修正の費用が無く校正も不要ですから単に時間で冊子が出来ます。

 

「学術雑誌の誕生」科学ジャーナルの発明

17世紀印刷術は、研究成果を書物として刊行することで研究のプロセス、研究の仕方そのものを能率的にし、知識の蓄積を可能にした。

しかし単行本の発行には莫大な費用が必要であり出版社や印刷会社との交渉など非常に多くの時間を必要とした。一生に1冊の単行本を出版するのがやっとであった。そんな中で、雑誌という新しいメディアが発明された。

雑誌の発明
1662年に設立されたロンドンのロイヤル・ソサエティ(王立協会)は、ソサエティの雑誌を創刊した。この雑誌には、会員以外の科学者や海外の科学者も含めて多くの人々が安価に論文を投稿する事が出来、その研究が報告・掲載された。雑誌というメディアの登場は、従来の一生かけて発行する単行のように長い時間、出版社や印刷会社との面倒な交渉と多額の出版費用の工面といった苦労から、科学者たちを解放し、迅速で安価に研究成果の公表・交換を可能にした。