学術論文の考察の書き方やポイント

論文を書くにあたり、重要なポイントはいくつもありますが、論文の質を高めるためには、考察が重要です。
考察を記載することは、当然のことですが、結果、考察、結論が、明確とならず、なにが書かれているのか、なにが言いたいのか、ぼやけてしまうことも少なくありません。
考察とはなにかをご説明し、どのように書いていくべきか、考えていきたいと思います。

考察とは

「考察」とはなにか。考察とは論文では当たり前のことばですが、「検討」「考慮」など、似たようなことばもあり、混同されがちで、また論文では「結果」や「結論」といったことも記載していくため、実際に筆を取るとなると、戸惑うことも少なくありません。辞書を引くと「物ごとを明らかにするために深く考え調べること」とあります。しかし学術論文における考察は、仮説に基づき実験を行い、その結果の因果について自分で考え、述べることにあります。正しい結果が得られた場合だけではなく、正しくない結果の場合でも、なぜそのようになったのか、論理的に文章を組み立てていきます。全体構成として、緒言、目的、手段、結果、を踏まえての「考察」となるような文章とし、またその次に記載する「結果」につながる内容となるように組み立てを行うことが必要です。

考察のポイント

実際に考察をまとめる際に気を付けることはなにか。ありがちな内容は、期待していた結果が得られなかったことの感想や反省です。その場合に書くべきは、結果を踏まえての次の課題となります。そのようにならないために、順序立てて考えをまとめていきます。

まずは、研究に至った際の、一般認識を記載し、その認識に対し研究とした経緯を述べ、仮説を立て、実験・実証を行い、その結果から見えた良い点、考えたが足らなかった点を記載します。この際に、次はこれをしてみたいといった感想ではなく、そのような場合には、結果を踏まえた新たな課題の問題提起をすることが大切です。また、考察は結果に基づくものですので、新たな切り口を持ち出しての考えを述べることは好ましくありません。

結果・考察・結論それぞれの違い

最後に、混同しやすい「結果」「考察」「結論」の違いについて、まとめておきます。

結果

「結果」は、調査結果・分析結果であり、目的に対し、対象に対し、仮説した方法で実証したものが、どのような結果となったか、ということになります。

結論

「結論」は、その結果を通じて、考察した結果、目的に対してどのようことであったのか、対象としたものに有効であったのか、その研究に対しての全体のまとめとなります。

考察

「考察」は、実験や処置から得られた結果から、考えられること、見えてきたことを紐解いていく作業が必要となります。つまり、その実験、処置を行ったことで、どのような結果や効果が得られたのか、他の症例や、今回の方法と結びつけて考察し、論文を書き上げていきます。

書き慣れたレポートであっても、学術論文となると、書くことはできても投稿し受理されるかは、どのような考察がなされ、資料としてまとめられているか、今後の参考文献となり得る考えが示されているかが重要となります。
何気なく使用していたひとつひとつの言葉を、いまいちど、その意味について考察してみてはいかがでしょうか。

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