抄録・要旨集・講演集は英語でどのような表記になる?

学会誌や学術論文には「抄録」が欠かせません。では英語で論文を書く場合、抄録を何と訳せばよいのでしょうか。今回は、抄録および関連する用語の英訳を例文とともに紹介します。

抄録の英訳(英語での表記)

学会誌や学術論文では「抄録」がつきものです。抄録とは論文から一部を抜き書き、要点をまとめたものを示します。”その論文に何が書いてあるのか”を読み手に伝えることが目的であり、ここに研究の詳細などを記載する必要はありません。

英語では抄録のことを「abstract(アブストラクト)」と言います。よく使われる「抄録」を使った英語句として以下のものがあります。

・meeting abstract 学会抄録(学会の目的、研究内容、結論などをまとめたもの)
・presentation abstract 発表論文抄録(発表の要旨)
・search abstract 抄録検索
・International Pharmaceutical Abstract 国際薬学抄録(国際的な薬事及び医薬情報のデータベース)

要旨集の英訳(英語での表記)

要旨集は複数の論文の抄録を集めたものを示します。抄録集とも呼ばれ、英訳の際は「proceedings(プロシーディングス)」を使うのが一般的です。「abstract book」と表現されることもあります。

講演集の英訳(英語での表記)

講演集とは、学術大会の内容を要約して冊子にしたものです。要旨集とほぼ同義であり、そのため、英訳の際は要旨集同様に「proceedings」が使われます。次のような用例があります。

例: Proceedings of the 15th Space Science Symposium 第15回宇宙科学シンポジウム講演集

翻訳では複数訳の存在に注意

英語には1つの言葉で複数の意味を持つ単語が数多く存在します。同じ単語でも業界や分野によって訳を変える必要があり、翻訳者の手腕が問われるでしょう。専門用語の場合は、適訳が英和辞典に載っていないこともあります。専門分野への確かな知識と、文脈を判断する理解力が求められます。

前述の「abstract」を例にとってみしょう。
冒頭で解説したように、論文の要旨をまとめた資料を示す場合は「抄録」や「要録」と訳します。学会などで発表する論文であれば、「梗概」もしくは「予稿」と訳すこともあります。一方で特許の分野になると「要約」と訳すことが多くなります。
「abstract」という言葉は、学術論文や特許文書など専門的な文章で用いられる傾向にあります。一般的な文章で同じような意味を表す場合は、「summary」(要約、概要)や「excerpt」(抄録)の方が適しているでしょう。

学術論文の場合、プロの翻訳者でも誤訳してしまうことがあります。専門性の高い文章を英訳する際は、英語のネイティブスピーカーによる校正を受けるのもよいでしょう。

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