特許の抄録とは?どこで提供されている?

特許調査における抄録について解説します。抄録を見ると特許の内容を効率良く調査できます。この記事では抄録が提供されているサービスや米国特許を調査する際に便利な抄録フォーマットなどを紹介します。

特許に関する情報理解には抄録が使われる

専門家でない人や外国語が苦手な人が特許調査をする場合、特許情報の理解に抄録が役立ちます。抄録は、特許を出願した人自身が書いた要約です。要約には特許技術に関連が深い用語が記載されていることが多く、全文検索で探すよりも簡単に特許情報の調査ができます。

特許の抄録はどこで提供されている?

特許調査は抄録を検索して調査すると効率的です。次は特許の抄録を提供している特許調査サービスについて紹介します。

特許調査支援サービス業者による提供

例えば、特許調査用の高度な検索エンジンツールがあります。多くのツールが、専門外の人でも使いやすいように直感的に操作できるデザインです。インターネットを通じて提供されているため、場所を問わずどこでも利用できます。

J-PlatPatでの提供

J-PlatPatは特許情報の検索と閲覧ができる無料サービスです。特許のほか、意匠、商標などを検索できます。抄録を見るときは、要約と記載されている項目を確認します。表記が違いますが、英文ではAbstractにあたる部分で、抄録を確認しているのと変わりません。また、関連サイトに開放特許情報データベースがあり、実施許諾や権利譲渡ができる特許を探せます。

J-STAGEでの提供

最新の論文の閲覧や公開が可能な無料のプラットフォームです。J-STAGEは電子化された論文の検索ができ、PDF形式で抄録を閲覧できます。特許の出願には、原則として発明内容が記載された論文が公開される前に登録を済ませる必要があります。公知日は、学会やウェブ上で論文が発表された日、論文集が発行された日です。

特許の抄録フォーマット

米国特許を調査するときは、英語を大量に読み込まなければなりません。そんなときは、対訳付きの抄録フォーマットを利用すると便利です。一例ですが、和文と英文を左右に並べて表示できるフォーマットを利用すれば、米国特許調査における英文翻訳の負担を軽減できます。

特許調査では、要点がまとまっている抄録を見ると情報理解がしやすいでしょう。業者提供のサービスやウェブ上の無料プラットフォームを利用して調査する方法や、対訳付きの抄録フォーマットを利用して米国特許を調査する方法があります。調査の際は抄録とプラットフォームを組み合わせて調べましょう。

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