論文の文体や著者の書き方は?体裁に関するルールやポイントを紹介

論文の書き方には一定の体裁やルールがあります。論文の文体や語尾、句読点の打ち方など、基本的な記述方法を解説します。

論文の体裁にはルールやポイントがある

論文は自由に書いてよいというわけではなく、基本のルールや押さえておきたいポイントがあります。

論文の文体や語尾に関するルールやポイント

論文では、論理的で明確な言い回しが求められます。

「ですます調」や敬語ではなく「だ・である調」が基本

「ですます調」(敬体)は話し言葉に多く、相手への敬いや親しさを表す意味も含まれ、曖昧でやわらかい印象を受けます。一方「だ・である調」(常体)は、客観的かつ断定的です。

自己の考えを述べる論文においては常体の使用が原則です。

論文の本文においては「体言止め」をしない

「体言止め」は、見出しや箇条書きに使うにはメリハリをつける効果的な表現です。しかし、本文中の使用は、語尾がないため文章のつながりがわかりにくく、誤解や理解不足を招きます。

論文の句読点に関するルールやポイント

句読点は文章の読みにくさを解消し、効果的に使うことで体裁のよい文章になります。

論文では句読点を適切に使う

句読点は明確かつ効果的に伝えるために使いますが、特に読点「、」には、特筆すべきいくつかのルールがあります。

・長い主語の場合に「、」を打つ。例:効果的な文章を書くのに必要な句読点は、文節の…。
・文頭にある接続詞、副詞の後に読点「、」を打つ。例:そして、…。
・番号付きの箇条書きには「、」を打たない。例:①ビタミン➁カルシウムが必要であり…。
・名詞と名詞の間にある「及び」「又は」「あるいは」などの接続詞には「、」を打たない。例:句点又は読点は…。

論文の句読点はカンマ・ピリオドを使う場合がある

「、」「。」以外に、場合によってはカンマ「,」やピリオド「.」を使う場合もあります。大学や機関によって指定が異なりますので、書く前に確認しておきましょう。

論文の著者の書き方に関するルールやポイント

論文の著者名を表示する際にもルールがあります。

論文の著者が複数の場合(共著者がいる場合)は連ねて書く

著者が複数いる場合、中黒「・」で区切り、名前を連ねます。
例:山田太郎・佐藤花子

英文は、名・姓の順番で2人の場合「and」で区切り、3人以上はカンマ「,」で、最後に「and」を付けます。
例: Taro Yamada, Hanako Sato and Kazuko Watanabe

論文における筆頭著者(ファーストオーサー)・最終著者(ラストオーサー)を踏まえる

共著者の場合、実際に論文を執筆した人物は、筆頭著者(ファーストオーサー)となり、最初にその名前を書きます。次に、加筆修正を行った人の名前を貢献度の高い順より書き、最後にその研究の総責任者となる最終著者(ラストオーサー)を書きましょう。

SOUBUN.COM(創文印刷)の学会誌印刷サポートはコチラ>>

学会誌印刷

学会誌印刷の記事をもっと見る

学会運営ジャーナルTOPへ

全国対応可能!学術大会運営サポート 100名~1万名規模まで幅広く対応可能
学会専門会社だからできる 学会運営がラクになる 学会HP制作
ネット印刷には真似できない充実のサポート 学会誌・学術誌 印刷サポート
学会事務局運営代行 煩雑な業務を代行して、時間もコストも削減
お問い合わせ
学会運営相談 無料相談はコチラ
学会総合サポート企業国内No1
“とりあえず概算見積もりだけ” とりあえず概算見積もり
“専門スタッフに相談したい” 専門スタッフに相談 
“今すぐサービス資料が見たい” サービス資料が見たい