【学術大会】スライドの作り方で気を付けたいポイント

学術大会でプレゼンをする際に必須となるのが、わかりやすいスライドです。ここでは内容を明確にすること、文字や背景に見やすい色を選ぶこと、無駄な情報を省くことなど、スライドの作り方のポイントについて紹介していきます。

プレゼンテーションにおけるスライドの重要性

学術大会の発表では、発表した内容が聴衆に理解してもらえなければ意味がありません。そこで、発表者はスライドを作成し、視覚的にも情報を提示することで聴衆の理解を促します。プレゼンテーションを成功させるには、わかりやすいスライドが必要不可欠だと言えるでしょう。

学術大会のスライドの作り方で気を付けたいポイント

ここからは、特に学術大会用のスライドを作る際、気をつけたいポイントを4つ紹介します。

内容に関するポイント

学術大会の発表では、自身の研究成果を報告します。研究の意義を聴衆に伝えて興味を持ってもらうためにも、研究が解決しようとする問題や着想に至った背景、研究の新規性がどこにあるのかを盛り込みましょう。
また、発表の内容には実験や調査で得られた新たな知見があるはずです。実験結果や分析を根拠として得られた示唆や可能性は、他の研究者にとって参考になるかもしれないため、重要なポイントをピックアップして、スライドにもわかりやすく記載しましょう。

構成に関するポイント

一般的には研究の背景・目的、アウトライン、研究方法、結果、考察、結論の順番で発表します。研究発表における慣習的なフォーマットであるため、特に事情がない場合はこの構成に準じて作成することをおすすめします。
聴衆は発表者の研究の詳細について知らないことがほとんどであるため、矛盾のないようにストーリー立てた構成で各項目を結びつけ、わかりやすい発表を目指しましょう。例えば、分析結果の重要なポイントを3つに分けて述べ、客観的に「なぜこの結論に達したのか?」を解説する、などです。

デザインに関するポイント

スライドは発表内容を視覚的にサポートするツールです。そのため、ひと目でスライドの内容が理解できるデザインが理想です。ゴシック系の読みやすいフォントを使用し、意味もなく複数のフォントを使用することは控えましょう。文字サイズは18pt~24ptを目安にします。
配色は3、4色に抑え、背景と文字が同系色にならないように配慮します。プロジェクターで映し出された色がモニターで見ていた色と違う場合もあるため、できれば本番で使用する機材を使って、見え方を確認しましょう。
スライドの縦横比は3:4が基本です。挿入する図版の大きさはできる限り統一しましょう。
グリッドや位置を揃えるツールを使って作成すると、文章の頭を揃えるなど、見やすさを向上するための調整が簡単に行えます。

その他のポイント

タイトルの付け方にも気を配りましょう。学術大会の参加者はまずタイトルを見て、自身の研究の参考になるかどうかや、聞く価値のあるユニークな研究であるのかなどを判断します。
誇大広告にならないように注意を払いつつ、重要なキーワードを絡めて、自分がどのような研究を行っているのかを端的に伝えましょう。

また、図表を記載する際は、縦軸・横軸のラベルと、単位を記載し忘れないように注意してください。

学術大会では、成果を聴衆に理解してもらい、質疑応答の中から新たな知見を得ることを目的のひとつとします。
発表者は上記のポイントに注意し、自身の研究内容を的確に伝えられるスライド作りを目指しましょう。

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