学会における委員会とは?その例や役割・規則について

学会では、運営を円滑に進めるために委員会を設置します。学会によって立ち上げられる委員会の名前も変わり、その種類もさまざまです。委員会の役割や、各学会で設置される委員会の種類について解説します。

学会における委員会とは

学会では、運営に関わる広報、財務、交流などをスムーズに遂行するために、委員会の設置ができます。
設立は任意となっており、どの学会でも各団体の活動に沿った委員会を自由に立ち上げることが可能です。
しかし、任意の機関であるため、理事会や総会の決議事項となる重要な事柄を委員会に委任できません。
あくまでも運営を補助する役割で立ち上げられるのが委員会です。

また、委員会があらかじめ定款に定められている場合は、定款に沿って委員会を運営する必要があります。
その他、委員会規則を定めることで、委員長の委嘱に関する事柄や種類、構成に関する取り決めができます。

委員会規則(規定)の例

委員会の規則・規定の例として、
【目的・設置する委員会・委員会の職務・委員の委嘱・委員会の開催・記録】

などに関する規定があります。
また、各委員会ごとに個別の規定を設定している学会・研究会もあります。
あらかじめこうした内容を規定し、学会・研究会などのホームページ等にも掲載しておくと良いでしょう。
これから入会する方や既存の会員向けに分かりやすく案内する事ができます。

学会における委員会の例と役割

ここでは学会でよく設置される各委員会の役割についてご紹介します。

編集委員会

編集委員会は、学会が発行する学術誌の企画や編集などを円滑に進めるために設置されます。
記事の原稿を作成する著者の選定、上がってきた原稿の確認、掲載する論文審査の議論・報告などが主な業務です。

また、複数の学術誌を発行している場合は、学術誌ごとに小委員会を設置して運営することもあります。
小委員会を設置している場合は、学術誌によって委員会の運営頻度を変更することも可能です。

財務委員会

財務委員会は、学会を運営するために必要な財務の管理をする委員会です。
主に予算の立案や経理の管理、理事会の開催に合わせた収支計算書の作成をします。

ある学会では1年度の中で委員会活動を2回設けています。初回は前年度の収支決算についての審議や報告書の作成、2回目は次年度の計画や予算案に基づいた真偽、事業計画、収支予算案の作成などです。
このような財務委員会を設置することにより、学会で赤字が出ることを防いで財務状況の透明化を図ります。

国際委員会

日本だけでなく海外まで学会の活動を展開している場合、国際的な活動の立案、推進、報告をするために国際委員会を設置します。具体的な事業内容は、海外の団体との交流国際シンポジウムの共同開催、来日した研究者との交流などです。
国際委員会を設置することにより、海外の人材との交流円滑化や海外での活動を推進します。

倫理委員会

倫理委員会は学会の活動、運営において、倫理上の指針を与えるための委員会です。主に倫理規範の制定・改訂、倫理的問題の審議・検討をします。
また、倫理委員会の中に小委員会を設置して、各部会の調整を計ることも可能です。倫理委員会の設置により、学会の健全な発展を促します。

学会によって必要な委員会は変わってきます。運営や各種業務をスムーズに行うためにも所属する学会に適した委員会を設置しましょう。

学会の運営には様々な委員会や事務業務が存在し、専門性が求められる事も多く存在します。
学会運営のリスクや労力を最小限にするために、学会事務局のアウトソーシングもぜひご検討ください。

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