学会開催の補助金(助成金)があるオススメ開催地情報

学術大会開催において、予算確保の大事な財源となるのは開催地からの「補助金」です。
ここでは、地方自治体による補助金制度があるお勧めの地域をご紹介します!

地方の学術大会助成金の特徴

助成金の基本的な条件

地方自治体は観光や消費活動の活性化を目的として、学会へ助成金を支払っています。
そのため、補助金支給には基本的に以下のような条件が課されています。

・コンベンションが市内(県内)で開催されるものであること
・県外の参加者が規定数以上いること
・参加者が県内、市内の施設に宿泊すること
・国又は地方公共団体が主催するコンベンションでないこと

 ※自治体ごとに条件は異なるため、詳しくは自治体ホームページや申請書をご覧ください。

各種サービスの特徴

各自治体は助成金に加え、以下のようなサービスも取り揃えている場合もあります。

大会の成功のためにはぜひ活用しましょう!

・大会運営・宿泊・関する業者の手配
・送迎バスの手配
・ボランティアスタッフの派遣
・各種観光のサポート

政令指定都市・東京都でのコンベンション補助金について

東京都とその他の政令指定都市に関して、補助金の有無を一覧にしました。
会議の種類によって申請条件が異なるため、注意が必要です。

【国際会議】
参加者数(ex.500人以上)・開催日数(ex.2~3日以上)等について条件あり

【ハイブリッド会議:オンラインとリアルを併用した会議】
オンライン/現地参加それぞれの参加者数・開催日数等について条件あり

【国内会議:いわゆる「現地開催」の学会】
参加者数(ex.1000人以上)・開催日数(ex.3日以上)等について条件あり

 ※一般的に国内会議の方が国際会議より申請条件が厳しくなります
 ※2023年12月現在の情報です。

 

都市 都道府県 補助金の有無 ポイント

参照サイト

東京都 有り 国際会議・ハイブリッド会議が対象
(※ハイブリッド会議は3カ国以上の参加要・ハイブリッド会議の公募は今年度終了済み)
助成金 | ビジネスイベント東京
大阪市 大阪 有り 国際会議・ハイブリッド会議・国内での学会が対象
※R6.1/31応募締切(MICEハイブリッド開催支援助成金)
主催者へのご支援 | 大阪観光局 公式MICEサイト
名古屋市 愛知 有り 国際会議・ハイブリッド会議が対象
※ただし、国内の現地開催は予算額に達したため利用できず
MICE誘致支援メニュー | 【公式】MICE開催は、名古屋で。 | 名古屋観光コンベンションビューロー
京都市 京都 有り 国際会議・国内会議が対象 京都市の開催支援助成金 (MICEのイベントタイプや規模に合わせてきめ細やかにサポート) | 京都MICE情報サイト(京都文化交流コンベンションビューロー)
横浜市 神奈川 有り 国際会議・国内会議対象
予算上限に達したため今年度の助成金申請は受け付けていない
助成金 | 横浜観光コンベンション・ビューロー
神戸市 兵庫 有り 国際会議・国内会議対象 MICE開催助成金など神戸の各種支援サービス
北九州市 福岡 有り 国際会議・国内会議・ハイブリッド会議対象
宿泊者人数の条件有り
ハイブリッド会議は、北九州市MICE開催助成金の交付決定を受けていることが条件
北九州市 MICE開催助成金
札幌市 北海道 有り 国際会議・国内会議対象 支援メニュー | 札幌コンベンションビューロー
川崎市 神奈川 有り 具体的な条件は要問い合わせ 川崎市観光関係事業補助金交付要綱
福岡市 福岡 有り 国際会議・国内会議対象
ミーティング・インセンティブツアー開催支援助成金:申請はR6.1/31まで
助成金 | 公益財団法人 福岡観光コンベンションビューロー
広島市 広島 有り 国際会議・国内会議・ハイブリッド会議対象 コンベンション誘致・開催支援|公益財団法人 広島観光コンベンションビューロー
仙台市 宮城 有り 国際会議・国内会議・ハイブリッド会議対象 助成制度 – 仙台コンベンションナビWEBサイト
千葉市 千葉 有り 国際会議対象 千葉市大規模コンベンション開催補助制度の紹介
さいたま市 埼玉 有り 国際会議・国内会議・ハイブリッド会議対象
※今年度のハイブリッド助成金は予算上限に達したため、受付終了
コンベンション開催助成金
静岡市 静岡 有り 国際会議・国内会議対象 しずおかコンベンションビューロー
堺市 大阪 有り 国際会議・国内会議対象 堺コンベンション開催助成金交付制度|助成制度のご案内|法人・教育・エージェントの方へ
新潟市 新潟 有り 国際会議・国内会議対象
※今年度は要件緩和あり
公益財団法人新潟観光コンベンション協会(新潟市)コンベンション開催補助金制度 | Niigata Convention Navi
浜松市 静岡 有り 国際会議・国内会議が対象
国内会議は宿泊者数要件有
助成金制度 | 公益財団法人 浜松・浜名湖ツーリズムビューロー
岡山市 岡山 有り 国際会議・国内会議・ハイブリッド会議対象 ※宿泊者数の条件有り 補助金交付 – おかやま観光コンベンション協会
相模原市 神奈川 なし
熊本市 熊本 有り 国際会議・国内会議対象 コンベンション-熊本国際観光コンベンション協会
つくば市 茨城 有り 国際会議・国内会議対象 つくば観光コンベンション協会公式サイト
沖縄 有り 国際会議・国内会議対象
※宿泊者人数の条件有り
コンベンション開催サポートメニュー
長野市 長野 有り 国際会議・国内会議対象 ながの観光コンベンションビューロー

こちらは2023年12月の情報となります。
制度が変更されることもあるため、詳しくは自治体ホームページをご確認ください。

富山県の学会補助

富山の補助金は全国トップクラス!

会場・宿泊地のある各市町村の補助金に加え、富山県の補助金が上乗せで支給されます。

補助金の金額目安

富山県富山市で開催する場合の補助金の目安です。

県外の参加者数 全国規模学会 国際規模

(外国からの参加が半数の場合)

小規模学会(100人) 150,000円 650,000円
中規模学会(500人) 650,000円 3,150,000円
大規模学会(1000人) 1,500,000円 6,500,000円

※その他にも開催形式により補助金が上乗せされます。
※国際規模の学会は、海外からの参加者が半数の場合を想定。

タクシーによる観光サービスも!

富山県は学術大会やコンベンションの参加者に向け、「コンベンションタクシー半額利用制度」というサービスを提供しています。
富山県内の観光地へ行くためにタクシーを利用する場合、タクシー料金が半額(金額上限なし) となります。

その他、富山での開催意義を最大限に引き出すために、オーダーメイドの提案にも力を入れており、様々な面からサポートしてくれます。
学術大会開催の際には、ぜひ合わせてご検討ください。

詳細はこちら
富山コンベンションビューロー公式サイト

 

島根県の学会補助

提供:松江コンベンションビューロー(一財)くにびきメッセ

島根県と市の補助金を併用可!

島根県内で学会を開催すれば島根県の補助金が適用されますが、松江市または益田市で開催すると、県・市の両方で補助されます。

加えて、この補助金の使途は自由です。そのため、宿泊・食事・観光など幅広い用途で補助金を使うことができます。

補助金の金額の例(松江市で開催の場合)

島根県松江市で開催する場合の補助金の目安です。条件を満たした学術大会を想定しています。

 


(国際会議)参加者数200人(うち海外参加者数100人)会期3日間 宿泊3日間

島根県補助金:のべ宿泊者数600人×5,000円=3,000,000円

松江市補助金:375,000円+200人×5,000円=1,375,000円

            ↓

        合計:4,375,000円

 

(国内学会)参加者数1,000人 会期3日間 宿泊3日間

島根県補助金:のべ宿泊者数3,000人→1,000,000円

松江市補助金:〃          →3,000,000円

                                      ↓

       合計:4,000,000円

開催補助金以外にも様々なサービス有り!(松江市)

松江市では、国際会議におけるエクスカーションでの英語ガイドの手配も可能です(有料)。一定の条件を満たした学術大会や会議を対象に、「松江市コンベンションバス制度」(バス1台あたり5万円の助成)もご活用いただけます。さらに参加者人数に応じて、歓迎看板や郷土芸能の提供(無料)や、会場での抹茶や和菓子の提供(有料)も行っています。
このように様々な手厚いサポートを受けることができるのも松江市の魅力です。

詳細はこちら

補助金制度(学会)|松江コンベンションビューロー(一財)くにびきメッセ

 

広島県福山市の学会補助

少人数の大会にも対応するサポート力!

福山市は数年前から学会誘致に力を入れている、今最も注目すべきスポットです。
2023年には学会や国際会議を誘致した団体へ、最大で80万円の助成金を支払う取り組みが話題となりました。
学術大会のためのポイントも抑えており、各種会場の手配から豊富な助成金を取り揃えています。

補助金の金額目安

広島県福山市で開催する場合の補助金の目安です。
条件を満たした学術大会を想定しています。

県外の参加者数 国内学会 国際学会
小規模学会(100人) 100,000円 上限350,000円
中規模学会(500人) 500,000円 上限350,000円
大規模学会(1000人) 700,000円 上限350,000円

※その他にも開催形式により補助金が上乗せされます。

ハイブリッド会議助成金が魅力

福山市はハイブリット開催の学術大会も助成金の対象としており、オンライン配信関連の諸経費を上限25万円で50%負担してくれます。
費用にはZoom等のアカウント設定費用やWebストリーミング費、オペレーター人件費なども計上しております。

また、助成金対象の宿泊者数が最低30人に設定されている点にも注目です。
少人数の大会に対する補助金も支給されることから、学会の一部会員が集まるハイブリッド配信にピッタリではないでしょうか?

詳細はこちら
福山観光コンベティション協会公式サイト

 

学術大会のことならSOUBUN.COM

今回は学術大会の補助金のあるオススメ開催地を紹介いたしました。
快適な学会活動・研究活動の実現に向けご活用ください。

SOUBUN.COMは、学術誌を専門に80年の歴史があり、開催地のご提案から大会の運営サポートまで、研究者に向けた幅広いサポートを提供しております。

学術大会開催のことでお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にSOUBUN.COMまでお問い合わせください。

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