学会でのオンライン発表で失敗しないコツとは

昨今、オンラインでの学術大会開催も珍しくありません。
しかし、オンラインでの研究発表に不安のある方もいるかと思います。
そこで今回は、オンライン発表で失敗しないコツをお伝えします!

簡単にできる、オンライン発表の一工夫

オンラインでの発表は現地での発表とは見え方・見せ方が異なります。
そこで、簡単にできる発表の工夫をお教えします!

カメラ目線

発表ではアイコンタクトが非常に大切。しかし、オンラインでの発表の場合パソコンの画面に映る資料や参加者の顔ばかり見てしまうことも。

そこで、発表中はカメラに向けて話す意識を取り入れると良いでしょう。
聞き手は発表者がこちらを見ていると感じ、より集中して聞くことができるでしょう。

声は大きく抑揚をつけて

オンラインでの発表は、現地での発表より聞き手の集中力が低くなってしまいます。

聞いている人を飽きさせないために、声は大きく抑揚をつけて話す癖をつけましょう。

また、人の耳は低い音ほど聞き取りづらく感じてしまいます。オンライン発表の際は、少しだけ声を高くして話すことも有効かもしれません。

レーザーポインターを使おう

オンライン発表には指示棒やレーザーポインターがないと思っていませんか?
実は、Power Point上にレーザーポインタを表示させる機能があります。
Windows PCならCtrl+L、Mac PCならCommand+Lで表示されます。

その他にも、Ctrl+P(Command+P)でスライドに書き込みをすることもできます。
聞き手の視線を誘導できる、便利なツールです。

学会における口頭発表のコツ

口頭発表の場合、ウェビナー形式で大人数に向けた発表をする場合が多いかと思います。
特に以下の点には注意しましょう。

発表の時間配分は必ず守る

口頭発表は

・発表15分
・質疑応答5分

のように、定められた時間の中で研究内容を発表する必要があります。
ロジカルで分かりやすい発表を心がけ、時間を延長して話すことなく質疑応答の時間も十分に取れるようにしましょう。タイマーなどで測っておくのが良いでしょう。

情報を詰め込みすぎに気をつけて

口頭発表でありがちな失敗パターンは、スライドに情報を詰め込み過ぎてごちゃごちゃしてしまうことです。

(詰め込みすぎなスライドの例)

スライドは1枚で1トピックを心がけ、情報が溢れてしまわないように気をつけましょう。

また、文章ばかりのスライドだと、文章を読み上げてばかりの発表になりかねません。
なるべく図やイラストで表し、視覚的に内容を理解できる発表を心がけましょう。

学会向け発表用スライドの作り方はこちら

学会における発表スライド作成方法

学会におけるポスター発表のコツ

オンラインでのポスター発表は、少人数に向けて発表するケースが多いです。

主にZoomのブレイクアウトルームを使い、聞き手は入退場自由で動くため自分の発表を聞いてもらう工夫が必要です。

ポスター発表における集客の工夫

会場で行うポスター発表なら、遠目からポスターや発表を見て聞きに来てくれる人もいるでしょう。しかし、Zoomのブレイクアウトルームは部屋に入るまで発表を見ることができず、聞き手が入りづらくなっています。

そこで大切なのが、人の発表を聞くことです。

他の人の発表を聞き意見交換をすれば、自分の発表を聞きに来てくれる可能性も上がります。他の人の発表を聞いた後に自分のポスター発表を紹介すれば、より効果的でしょう。

要約して発表する

聞き手が流動的なポスター発表では、一方的にダラダラ話してしまうと飽きられてしまいます。
要点を絞って、4、5分で研究内容を説明できるようにしよう。

また、聞き手の知識に合わせて発表内容を変える工夫も必要でしょう。

自分の研究分野に精通している人には、より深く解説する。他の分野の解説をされている方には、研究背景から説明すると良いでしょう。

インタラクティブな発表を心がける

ポスター発表のメリットは、聞き手と密なコミュニケーションが取れることです。

発表の途中に「ここまでで何か気になる点はありますか?」「この手法はどう思われますか?」など質問を投げかけ、活発な議論が生まれるように心がけましょう。

学会向け発表用ポスターの作り方はこちら

学会発表(ポスターセッション)用ポスターの作り方はこちら

発表のリハーサルで見え方をチェック

当日の発表をスムーズにするため、リハーサルはとても大切。
特にオンラインでの発表の場合、視聴者から見た資料や動画の見え方は必ず確認しましょう。

大会によっては事前にリハーサルを行うこともあります。
ただ、リハーサルがなかったとしても、必ず自分でリハーサルをしましょう。周りの人にお願いする、PCを2台使うなどして確認を行い、問題がなければ安心して本番に臨みましょう。

オンライン学術大会なら有線がオススメ

オンラインでの学術大会の場合、回線が不安定になることもあります。そのため、可能であれば有線LANを使用することをオススメします。
Wi-Fiを使用してもそれほど問題ありませんが、ポケットWi-Fiの使用は避けた方が良いでしょう。どうしてもポケットWi-Fiを使うのであれば、データ通信の残量には注意しましょう。

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